HIRAKATA
HEXAGONAL
HOUSE
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PHOT GARALLY
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建物名称:HEXAGONAL HOUSE
建設場所:大阪府枚方市
建物用途:個人住宅
構造規模:木造 地上2階
敷地面積:275.63u
建築面積:119.88u
延床面積:135.68u
設   計:河原泰建築研究室
構造協力:山崎構造設計事務所
施   工:兜ス尾工務店
木材協力:葛{下木材


後の2人のゆったりとした生活スタイルを考えると、ロビー上部は包まれた落ち着きのある形がいい。という理由で、下部とは逆に傾けて六角形のロビー空間が誕生したのである。すっぽりと包まれる感覚は子宮の中の感覚に近い。また不思議と多人数が集まっても狭さを感じないし、なにより滅多にあじわえないこの空間は人を呼びこみ、家に賑わいをもたらす。掃除もしやすいし、家具などの余計なでっぱりも出ない。この六角形はこれから後半生のスタートとなる施主姉弟にふさわしい形であったといえるであろう。


六角形の理由(わけ)

ビーの形は六角形である。これは敷地の建ぺい率が50%であったことからできた形。高齢に近づいていくことを考えると主な生活はできるだけ1フロアーでバリアフリーにすることが望ましい。しかしウォークインクローゼットやトイレを備える2人の部屋と大きな浴室、キッチン、客間と、それぞれの必要スペースをあてはめてみたら残されたスペースはごくわずかであった。一時は施主(弟)から「自分の部屋を2階に」という提案をもちかけられた。しかし、設計者としては今後の生活を考えると、なんとか1階で生活ができるようにしたかった。そこで、それぞれの空間が豊かになるように、考えたのが斜めの壁である。ロビーの床部分は幅2.7m。対面してテレビとソファを置くとやや狭い。そこで隣接する各部屋の便所の上部空間(ちょうど便器の上になる部分)を削り、ロビーの空間を増やすことにした。こうしてロビーの上部は幅5.2mを確保。床部分は狭くても広がりのある豊かな空間となった。同様に玄関部も斜めの壁とし、建築面積にあらわれない広さを実現。上になるほど広がる空間はロフトに上がる螺旋階段も無駄なく収めることができた。

協同生活の家

主は60歳台の姉弟。これまでは別々に暮らしていたが、この家の建設を機に、2人の協同生活が始まることとなる。普段から仲の良い姉弟だが、生活スタイルはそれぞれ異なる。設計にあたってもそれぞれの部屋をワンルームマンションのように構成することが条件であった。しかし、これからのことを考えるとお互いの助け合いと思いやりが必要となる。そこで2人の部屋をロビーでつなぐホテルのような家を提案した。ロビーが気持ち良い空間であればそれぞれ自分の部屋を出て、自然に集うようになると考えたのである。

寝室1
ロビー
寝室2
トイレ1
トイレ2
空間認識
領域
WALK
IN
WALK
IN
空間認識
領域
トイレ2
トイレ1
寝室2
ロビー
寝室1
壁を傾けて空間領域を広げる
→工事写真
→工事写真